「LINEグループで子どもがいじめられているようです」への回答ガイド
👤 教員向け
⏱ 読了5分
❓ よくある質問
保護者の声
「LINEのグループで子どもが仲間外れにされているようです。」
「グループを退出させられたり、悪口を書かれたりしているみたいで…」
💡 回答のポイント
⚠️ これは「いじめ」として対応する必要があります
SNS上のトラブルであっても、学校の児童間の人間関係の延長であれば、学校のいじめ防止対策として対応する義務があります(いじめ防止対策推進法)。「ネット上のことだから学校の管轄外」とはなりません。
ただし、証拠の保全が極めて重要です。スクリーンショットの取り方を保護者に案内してください。
📖 回答例(そのまま使えるトークスクリプト)
ご連絡いただきありがとうございます。お子さんがつらい思いをされているとのこと、すぐに対応させていただきます。
まず、お願いがあります。
- LINEのやり取りのスクリーンショットを保存してください
→ トーク画面を上から下までスクロールしながら撮影し、日時が入るようにしてください。後から削除されると証拠がなくなります。 - お子さんの話をまず聞いてあげてください
→ 「あなたは悪くない」「話してくれてありがとう」と伝えてあげてください。「なんで言わなかったの」「あなたも何かしたんじゃないの」という声かけは避けてください。 - 相手の保護者に直接連絡するのは待ってください
→ 保護者同士で直接やり取りすると、感情的になり状況が悪化することがあります。学校が間に入って事実確認をさせてください。
学校としては、関係する児童への聞き取りを行い、事実を確認した上で指導を進めます。経過は随時ご報告します。
なお、いじめ防止対策推進法に基づき、学校にはSNS上であっても児童間のいじめに対応する義務があります。ご安心ください。
🚫 やってはいけない対応
- 「LINEは学校の管轄外です」と断る
- 「スクリーンショットがないと対応できません」と門前払いにする(まず話を聞く)
- 保護者に「お子さんにも原因があるのでは」と示唆する
- 加害側の保護者に、被害児童の名前を出して連絡する(二次被害のリスク)
📋 校内での対応フロー(参考)
- 保護者からの連絡受理 → 担任・学年主任に報告
- 証拠(スクリーンショット等)の確認
- 関係児童への個別聞き取り(被害児童を先に、別室で)
- 事実の整理 → 管理職へ報告
- 加害側への指導・保護者への連絡
- 被害児童のケア・経過観察
- いじめ対応記録の作成
📚 根拠・参考情報
- いじめ防止対策推進法(2013年施行、2017年改正)
- 文部科学省「いじめの防止等のための基本的な方針」
- 法務省「子どもの人権110番」(0120-007-110、平日8:30〜17:15)