❓ FAQ

「フィルタリングは必要ですか?子どもが嫌がるのですが」への回答ガイド

👤 教員向け ⏱ 読了5分

❓ よくある質問

保護者の声

「フィルタリングって本当に必要ですか?子どもがうるさくて外してしまいました。」
「友だちはみんな外しているらしいのですが…」

💡 回答のポイント

⚠️ フィルタリングは法律で義務付けられています

多くの保護者がこの事実を知りません。2018年施行の改正「青少年インターネット環境整備法」により、18歳未満が使用するスマートフォンにはフィルタリングの導入が義務です。携帯電話会社は販売時に説明と設定を行う義務があり、保護者が「不要」と申し出ない限り自動的に適用されます。

「嫌がるから外す」は、シートベルトを「嫌がるから外す」のと同じリスクがあることを、やわらかく伝えてください。

📖 回答例(そのまま使えるトークスクリプト)

お気持ちはよくわかります。お子さんに「みんな外してる」と言われると、つい揺らぎますよね。

まず事実として、フィルタリングの設定は法律で定められた義務です(青少年インターネット環境整備法)。携帯会社も販売時に必ず説明しています。

また、警察庁のデータでは、SNSを通じて犯罪被害にあった子どものほとんどがフィルタリングを利用していなかったという結果が出ています。「たかがフィルタリング」ですが、実は非常に大きな防護壁です。

お子さんが不便に感じる場合は、完全に外すのではなく、カスタマイズする方法をおすすめしてください:

  • フィルタリングのレベルを年齢に合わせて調整できます(厳しすぎない設定に変更可能)
  • 必要なアプリやサイトを個別に許可リストに追加できます
  • キャリアショップに相談すれば、一緒に設定してもらえます(無料)

外す・外さないの二択ではなく、お子さんの成長に合わせて調整していくのがベストです。車のシートベルトと同じように考えていただけるとよいかと思います。

🚫 やってはいけない対応

  • 「ご家庭の自由です」と法律上の義務を伝えずに済ませる
  • 保護者を責める口調で「外したんですか?」と言う(外した理由を聞き、寄り添う)
  • 「フィルタリングがあれば安心です」と過信させる(フィルタリングは万能ではなく、家庭の声かけとの両輪であることを伝える)

📚 根拠・参考情報

  • 青少年インターネット環境整備法(2008年制定、2018年改正施行)
  • 総務省「フィルタリング(有害サイトアクセス制限サービス)をご存じですか?」
  • 警察庁「令和6年における少年非行及び子供の性被害の状況」— フィルタリング未設定と被害の相関
  • 政府広報オンライン「ネットの危険からこどもを守るために」
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