【中学生向け】「裏アカだからバレない」は大間違い! サブ垢・裏垢の悪口が引き起こすトラブル
「裏アカだからバレない」は大間違い! サブ垢・裏垢の悪口が引き起こすトラブル
本アカでは言えないことを裏アカでつぶやく。でもその投稿、本当に「誰にもバレない」と思っていますか?
中高生の7割以上が「裏アカ」を持っている
「本アカ」とは別に、もうひとつアカウントを持っていませんか?
スタディプラスの調査によると、SNSを使っている中高生のうち7割以上が裏アカウント(裏垢)を持っているという結果が出ています。Instagramでは2〜3個のアカウントを使い分けるのが当たり前になっています。
💡 よくあるアカウントの使い分け
・本アカ:学校の友達や知り合い向け。「見せたい自分」を投稿
・サブアカ(趣味アカ):好きなアニメや推し活など、趣味の仲間向け
・裏アカ:親しい少人数だけに公開。本音や愚痴を書く場所
・勉強アカ:勉強の記録用
アカウントを使い分けること自体は悪いことではありません。趣味の仲間と交流したり、勉強記録をつけたり、ポジティブな使い方もたくさんあります。
問題は、裏アカが「誰かの悪口を書く場所」になってしまうことです。

裏アカで起きているトラブル
ケース① 裏アカの悪口がスクショで拡散
📱 こんなことが起きています
Aさんはクラスメイトのストレスを裏アカに書いていた。フォロワーは仲の良い5人だけ。ところがその中の1人がスクリーンショットを撮って、別のグループLINEに共有。翌日、学校中に広まり、Aさんは悪口を書いた相手から問い詰められ、友達を全員失ってしまった。
ケース② 「誤爆」で裏アカの投稿が本アカに
📱 こんなことが起きています
裏アカに書くつもりの愚痴を、アカウントの切り替えを忘れて本アカに投稿してしまった。すぐに削除したが、フォロワーの何人かは通知で気づいていた。これがきっかけで「裏アカの存在」と「悪口を書いている事実」の両方がバレてしまった。
2024年に有名タレントがXで他のタレントを侮辱する投稿をしてしまい、大きな炎上と活動休止に追い込まれた事件がありました。「裏アカへの誤爆ではないか」と話題になり、裏アカの危険性が改めて注目されました。
ケース③ 裏アカの特定サービスで身バレ
📱 知っていますか?
実は、裏アカウントを特定するサービスが存在します。企業が就活生のSNSをチェックする目的で使われていますが、特定率は約9割とも言われています。「名前を出していないから大丈夫」は通用しません。投稿の内容、言葉づかい、フォロー関係などから本人が特定されることがあるのです。

なぜ裏アカで悪口を書いてしまうのか?
理由① 「匿名だから安全」という錯覚
名前を出していない、鍵アカにしている、フォロワーは少人数。これだけで「絶対にバレない」と思い込んでしまいます。しかし、たった1人が裏切るだけで全てが崩れます。
理由② ストレスの逃げ場がない
学校での人間関係のストレスを吐き出す場所として裏アカを使うケースは多いです。本アカでは「いい子」を演じなければならないプレッシャーがあり、裏アカが唯一の本音の場所になってしまうのです。
理由③ 「みんなやっている」という意識
周りの友達も裏アカで愚痴を書いているから、自分もやっていいと思ってしまいます。しかし、「みんながやっている」ことと「安全なこと」はまったく別の話です。
裏アカの悪口は法律に触れることがある
裏アカであっても、書いた内容によっては法律的な責任を問われます。
⚠️ 裏アカでも成立する犯罪
・名誉毀損罪:特定の人物の評判を下げるような投稿(3年以下の懲役・50万円以下の罰金)
・侮辱罪:人を見下すような投稿(1年以下の懲役・30万円以下の罰金)
・脅迫罪:「〇〇してやる」など脅しになる投稿
「匿名だから」「鍵アカだから」は言い訳になりません。警察が動けば、プロバイダーへの開示請求を通じて投稿者を特定することができます。
2022年の刑法改正で侮辱罪が厳罰化されました。ネット上の悪口に対して、以前よりも重い処分が科されるようになっています。
裏アカとの正しいつき合い方
🛡️ 5つのルール
① 人の悪口・陰口は書かない
どんなに限定公開でも、スクショ1枚で全世界に広がるリスクがあります。
② 「バレたら困ること」は投稿しない
書く前に「もし本人に見られたら?」「もし親や先生に見られたら?」と想像してみましょう。
③ アカウントの切り替えを毎回確認する
投稿する前に、今どのアカウントでログインしているか必ずチェック。「誤爆」は取り返しがつきません。
④ ストレスは別の方法で発散する
運動する、音楽を聴く、信頼できる人に直接話す。SNSに書くよりも安全で、心もスッキリします。
⑤ 「鍵アカだから安全」を信じない
フォロワーの中に100%信頼できない人がいれば、それは公開アカウントと同じです。

もし裏アカで悪口を書かれたら?
ステップ① 証拠を保存する
投稿のスクリーンショットを撮りましょう。アカウント名・投稿日時・内容が分かるように。相手が削除する前に保存することが大切です。
ステップ② 信頼できる大人に相談する
親、担任の先生、スクールカウンセラーに相談しましょう。「裏アカだから証拠がない」と思うかもしれませんが、スクショがあれば十分な証拠になります。
ステップ③ SNSの運営に通報する
Instagram、X、TikTokなどには、誹謗中傷の投稿を通報する機能があります。規約違反として削除されるケースがあります。
ステップ④ ひどい場合は法的措置も
内容がひどい場合は、弁護士や法務局に相談することもできます。発信者情報開示請求を行えば、匿名アカウントの持ち主を特定することも可能です。
📞 相談できる場所
・24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(なやみ言おう)
・法務局の子どもの人権110番:0120-007-110
・チャイルドライン:0120-99-7777(18歳まで)
・違法・有害情報相談センター:総務省のネットトラブル相談窓口
裏アカは「もうひとりの自分」ではない
裏アカで書いていることも、あなた自身の言葉です。「本当の自分」と「裏の自分」は別人ではありません。
誰かの悪口を書いたとき、一瞬はスッキリするかもしれません。でも、それが発覚したときに失うものは、友達の信頼、自分の評判、そして心の平穏です。
ネットに書いた言葉は、消しても消えない。裏アカの投稿も、あなたの「デジタルタトゥー」になりうることを忘れないでください。
📌 この記事のポイント
・中高生の7割以上が裏アカを持っているが、悪口に使うとトラブルのもと
・鍵アカでも、スクショ1枚で拡散される。「バレない」は幻想
・裏アカの悪口でも名誉毀損罪・侮辱罪が成立し、投稿者の特定も可能
・ストレスはSNSではなく、運動や信頼できる人との会話で発散しよう
・悪口を書かれたら、スクショで証拠を残して大人に相談する