著作権と肖像権|中学生向けネットリテラシー

著作権と肖像権について学ぶ中学生のイラスト

引用ルール・違反リスク・正しい共有の方法を知ろう

💡 ひとことで言うと?

ネット上の画像・動画・音楽・文章には、すべて「作った人の権利」がある。
また、人の顔が写った写真には「写っている人の権利」がある。勝手に使ったり拡散すると、法律違反になることがある。

📌 知っておくべき5つのポイント

1

ネットにある画像や動画は勝手に使えない

Google画像検索で見つけた写真、YouTubeの動画、他人のイラストなどには、すべて著作権がある。「ネットに公開されている=自由に使っていい」ではない。

❌ こんな使い方はNG: 他人の写真をSNSのアイコンにする/YouTubeの動画をダウンロードして再投稿する/ネットで拾ったイラストを自分の作品として使う
2

「引用」にはルールがある

レポートや発表で他人の文章を使いたいとき、「引用」として使うことは認められている。ただし、正しいルールに従わないと著作権侵害になる。

✅ 引用の4つのルール: ①自分の文章が「主」で引用部分が「従」であること ②引用部分をカギカッコなどで明確に区別すること ③出典(誰の・どこからの情報か)を明記すること ④必要最小限の範囲であること
3

友達の写真を勝手にSNSに載せるのは「肖像権」の侵害

肖像権とは「自分の顔や姿を勝手に撮影・公開されない権利」のこと。友達が写っている写真をSNSに投稿するときは、必ず本人の許可を得よう。

💡 こうすればOK: 撮影前に「SNSに載せてもいい?」と聞く/嫌がる人は写真から外すか顔を隠す/タグ付けも本人の許可を得る/ストーリーでもルールは同じ
4

音楽・歌詞の無断使用もNG

好きな曲をBGMにした動画の投稿、歌詞のスクショをSNSに載せる行為も著作権侵害にあたる。公式の共有機能やリンクを使おう。

✅ 安全な方法: 公式MVのリンクをシェアする/SNSの公式音楽機能(Instagramの音楽スタンプなど)を使う/自分で演奏・歌った動画ならOK(ただしカバー動画にもルールあり)
5

違反すると損害賠償や削除請求を受けることがある

「知らなかった」は通用しない。著作権侵害は、権利者から損害賠償を請求されたり、作品の削除を求められたりする。悪質な場合は刑事罰もある。

⚖️ 知っておこう: 著作権侵害の罰則は10年以下の懲役または1000万円以下の罰金(法人は3億円以下)/中学生でも保護者に損害賠償責任が生じる/SNSアカウントの凍結・削除もある

🎯 理解度チェック

Q1. ネットで見つけた画像を自分のSNSアイコンにしてもいい?

フリー素材っぽければOK
個人利用だから問題ない
利用規約を確認し、許可されている場合のみOK

Q2. 友達が写っている写真をSNSに投稿する正しい方法は?

いい写真なのでそのまま投稿
写っている全員に許可をもらってから投稿
ストーリーならすぐ消えるからOK

Q3. 好きなアーティストの曲をSNSでシェアしたい。正しい方法は?

YouTubeから音声を抜き出して投稿
歌詞をスクショして画像投稿
公式MVのリンクやSNSの公式音楽機能を使う