子どものLINEを安全に使うための
プライバシー設定とスマホ側の制限を解説
LINEアプリの設定とスマホ本体の機能を組み合わせて見守ります
LINEの年齢確認を行わないことで、以下の機能が自動的に制限されます。
・ID検索:自分のIDを他人に検索されない。他人のIDも検索できない
・電話番号検索:電話番号で友だちを検索されない
・オープンチャットの一部機能:表示制限がかかる
確認方法:ホーム → ⚙設定 → 年齢確認
「未確認」または「ID検索制限」と表示されていればOKです。
LINE IDを設定している場合、この設定をオフにすることでID検索の対象から外れます。
ホーム → ⚙設定 → プライバシー管理 → IDによる友だち追加を許可 → オフ
または ホーム → ⚙設定 → プロフィール → IDによる友だち追加を許可 → オフ
知らない人に友だち追加されないよう、以下の2つを確認しましょう。
① 友だち自動追加をオフ
ホーム → ⚙設定 → 友だち → 友だち自動追加 → オフ
オンのままだと、スマホの連絡先に登録されている全員を自動的にLINEの友だちに追加してしまいます。
② 友だちへの追加を許可をオフ
ホーム → ⚙設定 → 友だち → 友だちへの追加を許可 → オフ
オンのままだと、お子さまの電話番号を連絡先に登録している人全員が、お子さまをLINEの友だちに追加できてしまいます。
友だち以外からのメッセージの受信を拒否します。スパムや知らない人からの連絡をブロックする基本設定です。
ホーム → ⚙設定 → プライバシー管理 → メッセージ受信拒否 → オン
ホーム → ⚙設定 → プロフィール
以下の点をお子さまと一緒に確認しましょう。
・アイコン画像:顔写真は使わない。イラストやキャラクター画像がおすすめ
・名前:フルネームは避ける。ニックネームや名前の一部にする
・ステータスメッセージ:学校名・クラス・住所など個人を特定できる情報は書かない
・BGM・LINE VOOM投稿:不要なら公開範囲を確認
LINEの「オープンチャット」は、友だちでなくても匿名で参加できるグループチャット機能です。不特定多数との交流になるため、お子さまの利用は注意が必要です。
LINEアプリ内にオープンチャットを無効にする設定はありませんが、スマホ本体のWebアクセス制限で対応できます。
iPhoneの場合:
設定 → スクリーンタイム → コンテンツとプライバシーの制限 → Webコンテンツ → 成人向けWebサイトを制限
「常に許可しない」に square-api.line.me を追加します。
Androidの場合:
Google Family Linkの「Google Chromeのフィルタ」機能で、同じURL(square-api.line.me)をブロック対象に追加します。
LINE VOOMはショート動画を閲覧・投稿できる機能です。コメントや「いいね」をすると、LINEの表示名が他のユーザーに見えてしまいます。
① フォローを許可をオフにする
ホーム → ⚙設定 → LINE VOOM → フォローを許可 → オフ
知らない人からフォローされるのを防ぎます。
② 新しい友だちに自動公開をオフにする
ホーム → ⚙設定 → LINE VOOM → 新しい友だちに自動公開 → オフ
③ 動画の自動再生をオフにする
ホーム → ⚙設定 → 写真と動画 → 動画自動再生 → 自動再生しない
不適切な動画が自動で再生されるのを防ぎ、通信量の節約にもなります。
お子さまとのルール:
・動画へのコメントや「いいね」は控える(名前が公開される)
・動画を投稿しない(個人情報の流出リスク)
・フォロー機能で知らない人とつながらないよう注意する
iPhoneの場合(スクリーンタイム):
設定 → スクリーンタイム → App使用時間の制限 → 制限を追加 → LINEを選択 → 時間を設定
1日のLINE使用時間の上限を設定できます。時間を超えるとLINEが使えなくなります(パスコードで延長可能)。
Androidの場合(Family Link):
Family Linkアプリ → お子さまを選択 → 管理 → アプリの制限 → LINE → 1日の利用上限を設定
夜遅くまでLINEをやりとりし続けるのを防ぐために、休止時間を設定しましょう。
iPhoneの場合:
設定 → スクリーンタイム → 休止時間 → 開始時間と終了時間を設定
休止時間中は「常に許可」に登録したアプリ以外は使えなくなります。電話アプリだけ許可しておけば、緊急連絡は取れます。
Androidの場合:
Family Linkの「おやすみ時間」機能で、デバイス自体をロックする時間帯を設定できます。
LINEスタンプや着せかえ、LINEマンガのコイン購入など、アプリ内課金を制限します。
iPhoneの場合:
設定 → スクリーンタイム → コンテンツとプライバシーの制限 → iTunes & App Storeでの購入 → App内課金 → 許可しない
Androidの場合:
Google Play → ⚙設定 → 認証 → 購入時に認証を必要とする → すべての購入
またはFamily Linkで「Google Playの購入とダウンロード」に承認を必須にできます。
お子さまの年齢に合わせた推奨設定を参考にしてください。
制限は成長とともに段階的にゆるめ、自分で管理する力を育てていきましょう
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| 年齢確認 | しない(制限を維持) |
| LINE ID | 設定しない |
| IDによる友だち追加を許可 | オフ |
| 友だち自動追加 | オフ |
| 友だちへの追加を許可 | オフ |
| メッセージ受信拒否 | オン |
| オープンチャット | URL制限で無効化 |
| LINEの利用時間 | 平日30分 / 休日1時間 |
| 休止時間 | 夜8時〜翌朝7時 |
| アプリ内課金 | 不許可 |
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| 年齢確認 | しない(制限を維持) |
| LINE ID | 設定する場合は保護者と一緒に。ID追加許可はオフ |
| 友だち自動追加 | オフ |
| 友だちへの追加を許可 | オフ |
| メッセージ受信拒否 | オン |
| オープンチャット | URL制限で無効化(必要に応じて許可) |
| LINEの利用時間 | 平日1時間 / 休日1時間30分 |
| 休止時間 | 夜9時〜翌朝6時30分 |
| アプリ内課金 | 保護者の承認制 |
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| 年齢確認 | しない(18歳になるまで維持推奨) |
| LINE ID | 設定可。ID追加許可は必要時のみオン、普段はオフ |
| 友だち自動追加 | オフ |
| 友だちへの追加を許可 | オフ推奨 |
| メッセージ受信拒否 | オン |
| オープンチャット | 利用ルールを決めた上で許可も検討 |
| LINEの利用時間 | 自主管理(目安:1日2時間以内) |
| 休止時間 | 夜10時〜翌朝6時(段階的に緩和も可) |
| アプリ内課金 | 月額上限を決めて自主管理 |
設定だけでは防げないリスクがあります
LINEのプライバシー設定とスマホ側の制限を組み合わせることで多くのリスクは軽減できますが、以下の点については設定だけでは完全に対処できません。
設定で守れること
・ID検索・電話番号検索からの保護(年齢確認を行わない)
・友だち以外からのメッセージ拒否
・友だち自動追加の防止
・LINEアプリの利用時間・夜間利用の制限(スマホ側)
・アプリ内課金の制限(スマホ側)
設定では守れないこと
・トークの内容:LINEに保護者がトーク内容を閲覧する公式機能はありません。グループ内でのいじめや不適切なやりとりを設定で防ぐことはできません
・スクリーンショットの拡散:トークのスクショを他のSNSやグループに転送されることは防げません
・QRコードの拡散:お子さまのQRコードが画像で共有されると、知らない人に友だち追加されるリスクがあります(QRコードは定期的に更新しましょう)
・グループ内のトラブル:既読スルー、仲間外れ、悪口など、友だち同士のグループでのトラブルは設定で防げません
・LINE VOOMの完全無効化:LINE VOOMを完全にオフにする設定はありません
子どものLINE利用に関するよくある疑問にお答えします