【小学生向け】SNSの年齢制限(ねんれいせいげん)を知ろう!〜安全にインターネットを楽しむために〜
SNSの年齢制限を知ろう!
〜安全にインターネットを楽しむために〜
そのアプリ、きみの年齢で使っていいものかな?
友だちとLINEでメッセージをやりとりしたり、TikTokでおもしろい動画を見たり、YouTubeでゲームの実況を楽しんだり——。みんなもこういったSNS(エスエヌエス)を使ったことがあるかもしれません。
でも知っていますか? じつは、SNSには「何歳から使っていいか」というルールがあるんです。多くのSNSは13歳以上でないと使えません。つまり、小学生はほとんどのSNSを使ってはいけないことになっています。
この記事では、SNSの年齢制限のルールと、安全にインターネットを楽しむ方法をわかりやすく説明します。
❶ SNSってなに?
SNSは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略で、インターネットを使って人とつながるサービスのことです。メッセージを送ったり、写真や動画をみんなに見せたり、気に入った投稿に「いいね」をおしたりできます。
みんながよく知っているSNSには、こんなものがあります。
❷ SNSには「年齢制限」がある!
じつは、ほとんどのSNSには「○歳以上でないと使えません」というルール(利用規約)があります。下の表を見てみましょう。
| SNS | 年齢制限 | 小学生は? | その他のルール |
|---|---|---|---|
| LINE | 制限なし (推奨12歳以上) |
⚠️ 注意して使える | ID検索は18歳以上のみ |
| TikTok | 13歳以上 | ❌ 使えない | 16歳未満はDM不可、18歳以上でLIVE配信 |
| 13歳以上 | ❌ 使えない | 13〜17歳は自動で非公開設定に | |
| X(旧Twitter) | 13歳以上 | ❌ 使えない | — |
| YouTube | 13歳以上 (アカウント作成) |
⚠️ 視聴のみ可 | YouTube Kidsは年齢制限なし |
| 13歳以上 | ❌ 使えない | — |
💡 なぜ「13歳以上」が多いの?
アメリカにCOPPA(コッパ)という子どもを守るための法律があります。この法律は、13歳未満の子どもの個人情報をSNSの会社が集めることを禁止しています。
世界中のSNSはこの法律を守るために、13歳以上でないとアカウントを作れないようにしているのです。これは子どもたちを犯罪やトラブルから守るためのルールです。
❸ でも実際は……小学生のSNS利用のいま
「え、でもクラスのみんなTikTokやってるよ?」——そう思った人もいるかもしれません。じつはルールがあっても、多くの小学生がSNSを使っているのが現実です。
小学校高学年のSNS利用率
(2024年調査)
小学生に一番人気のSNSは
LINE
2番目に人気なのは
TikTok
NTTドコモの調査によると、小学校高学年の3人に2人がSNSを何かしら使っています。でも、TikTokもInstagramもXも本来は13歳未満は使えないはず。これは年齢をうそで登録しているということです。
⚠️ うその年齢で登録するとどうなる?
SNSに年齢をうそで登録することは利用規約違反です。見つかったらアカウントがとつぜん削除されることがあります。せっかく作った動画やメッセージも全部消えてしまいます。「友だちもやっているから大丈夫」ではないのです。
❹ 年齢制限を守らないとどうなる?
「ばれなければいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれません。でも、年齢制限を守らないととても困ることが起きる可能性があります。
TikTokやInstagramは、年齢をうそで登録していることが分かると通知なしでアカウントを削除します。これまでの投稿やフォロワーも全部なくなります。
SNSでは、大人のふりをした悪い人が子どもに近づいてくることがあります。13歳未満の子どもには保護機能が使えないことが多く、危険なメッセージや情報から守ってもらえないことがあります。
もしSNSでこわい思いをしたり、トラブルにまきこまれたとき、年齢をうそで登録していると、おとなに相談しにくくなります。「ルールを破って使っていた」ことが分かるのがこわくて、一人でかかえこんでしまうのです。
❺ 小学生が安全にSNSを使う5つのルール
年齢制限があるからといって、インターネットをまったく使えないわけではありません。LINEやYouTube Kidsなど、小学生でも使えるサービスはあります。大事なのはルールを守って安全に使うことです。
- 年齢制限を守る
使いたい気持ちはわかるけど、「13歳以上」のSNSは13歳になってから。うその年齢で登録しないようにしよう。友だちにさそわれても「ルールだから」と断る勇気が大事! - 個人情報を出さない
名前、学校名、住所、電話番号、顔写真——これらをSNSにのせると、知らない人に自分のことが分かってしまいます。LINEでも、知らない人からのメッセージには返信しないようにしよう。 - おうちの人と「ルール」を決める
SNSを使う前に、おうちの人と相談してルールを作りましょう。「使っていい時間」「使っていいアプリ」「困ったら必ず相談する」の3つは最低限決めておこう。 - 人を傷つけることを書かない
直接会って言えないことは、SNSでも書かない。文字だけのやりとりは気持ちが伝わりにくく、思わぬケンカやいじめにつながることがあります。 - こわいことがあったらすぐ相談!
知らない人からメッセージが来た、友だちとケンカになった、こわい動画を見てしまった——そんなときはすぐにおうちの人や先生に相談しよう。一人でかかえこまないで!
📱 小学生でも使えるサービス
✅ LINE——年齢制限なし。ただし、おうちの人といっしょに設定して、知らない人からメッセージが来ないようにしよう
✅ YouTube Kids——子ども向けに作られた動画アプリ。不適切な動画が表示されにくい設計
✅ SNSフォーキッズ(4kiz)——15歳以下の子ども向けSNS。おうちの人といっしょに管理・投稿する安全なしくみ
✅ キッズケータイ・キッズスマホのメッセージ機能——家族や登録した相手だけと連絡できる安心設計
❻ 保護者の方へ
👨👩👧👦 お子さんのSNS利用を安全に見守るために
① 年齢制限のルールを知っておく
主要なSNS(TikTok、Instagram、X、Facebookなど)は13歳未満の利用を利用規約で禁止しています。約4割の保護者がこの事実を知らないという調査結果もあります。まず保護者自身がルールを把握しましょう。
② フィルタリングとペアレンタルコントロールを設定する
スマートフォンの「ペアレンタルコントロール」(iPhone: スクリーンタイム / Android: ファミリーリンク)を活用して、年齢制限のあるアプリのインストールを制限できます。また、携帯キャリアのフィルタリングサービスも有効です。
③ 「禁止」よりも「対話」を大切にする
頭ごなしに禁止するだけでは、隠れて使ったり、友だちのスマホで利用したりする可能性があります。「なぜ年齢制限があるのか」をお子さんに説明し、使い方のルールをいっしょに決めましょう。
④ 相談しやすい関係を作る
SNSでトラブルに遭ったお子さんの多くが、保護者に相談できずに一人で抱え込んでいます。「困ったときに叱らずいっしょに解決する」姿勢をふだんから見せることで、相談のハードルが下がります。
⑤ 相談窓口を知っておく
トラブルが起きたら、消費者ホットライン(188)やこども家庭庁の相談窓口に連絡できます。また各SNSには通報・報告機能もあるので、活用しましょう。
❼ まとめ
SNSはとても便利で楽しいツールです。でも、年齢制限があるのには理由がある——それは、きみたちを守るためのルールなのです。
「友だちがやっているから」「みんな使っているから」ではなく、自分で考えて、ルールを守れる人になろう。それが、これからの時代を安全に楽しく生きていくための大事な力です。
13歳になったとき、SNSを安全に使いこなせる自分になっていよう!それまでは、使えるサービスの中で、インターネットの楽しさを学んでいきましょう。