「子どもがSNSで知らない人とやり取りしているようです」への回答ガイド
👤 教員向け
⏱ 読了5分
❓ よくある質問
保護者の声
「子どものスマホを見たら、知らない人とDMでやり取りしていました。どうすればいいでしょうか?」
「ゲームで知り合った人と仲良くなっているみたいで心配です。」
💡 回答のポイント
⚠️ 緊急度に応じた対応が必要です
「知らない人とのやり取り」には、無害なケースから犯罪被害の入口まで幅があります。まずやり取りの内容と相手の素性を確認してもらい、以下の緊急度に応じて対応を分けてください。
- 緊急(すぐに対応):会う約束をしている、写真を送っている・求められている、住所や学校名を教えている
- 要注意(早めに対応):個人情報を聞かれている、プレゼントや金銭の話が出ている
- 注意喚起レベル:ゲーム仲間として雑談している段階
📖 回答例(そのまま使えるトークスクリプト)
ご連絡いただきありがとうございます。とても大切なお話です。
警察庁のデータでは、SNSを通じた犯罪被害にあった18歳未満は2024年で1,486人。そのうち小学生の被害は10年前の4倍に増えています。多くの場合、ゲームやSNSで知り合った「友だち」から始まっています。
まず、冷静に以下のことを確認してください:
- やり取りの内容をスクリーンショットで保存する
→ お子さんに気づかれて削除される前に証拠を確保してください - 相手が誰かを確認する
→ 実在の同年代なのか、年齢や性別を偽っている可能性はないか - 会う約束や写真の送付がないかを確認する
→ もしあれば、すぐに警察(#9110)に相談してください
確認の結果、今すぐ危険がない場合は、お子さんと話し合う機会を作ってください。その際のコツは:
- 頭ごなしに叱らない(「なんで勝手に!」ではなく「心配だから教えて」)
- 信頼関係を壊さない(スマホを取り上げるだけでは、隠れて使うようになります)
- 「ネットの向こうの人は年齢も性別も本当かわからない」という事実を伝える
- 「会う約束だけは絶対にしない」という一線を明確にする
学校でも、朝の会等で「知らない人とのやり取り」についての指導を行います。ご家庭と連携して見守っていきましょう。
🚨 すぐに専門機関への相談が必要なケース
- 相手と実際に会っている・会う約束をしている
- 写真(顔・体)を送っている、または送るよう求められている
- 金銭やプレゼントのやり取りがある
- 相手から脅迫や口止めをされている様子がある
→ 警察相談ダイヤル「#9110」または最寄りの警察署に相談
→ 法務省「子どもの人権110番」0120-007-110(平日8:30〜17:15)
🚫 やってはいけない対応
- 保護者の前で「大したことないですよ」と楽観視する(実態がわかるまでは慎重に)
- 子どものスマホを即座に取り上げるよう指示する(相手との連絡が途絶え、逆に危険な場合がある)
- 子どもの前で保護者と深刻な話をする(子どもが萎縮して本当のことを言えなくなる)
📚 根拠・参考情報
- 警察庁「令和6年における少年非行及び子供の性被害の状況」
- 三菱UFJリサーチ&コンサルティング「SNSに起因する子どもの性犯罪等被害は低年齢化」(2026年1月)
- 総務省「我が国における青少年のインターネット利用に係る調査結果」— 10件中9件がDM・チャットでトラブル発生
- 警察相談ダイヤル #9110 / 法務省「子どもの人権110番」 0120-007-110