【3分トーク】数字が語るネットの今──警察庁データを使った朝の会(中学生向け)
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今日は、ちょっと真面目な話をします。
2月の終わりに、警察庁という国の機関が、ある統計を発表しました。「2025年に、SNSがきっかけで犯罪被害にあった子どもは、何人いたか」という数字です。
みんなも毎日、LINEやインスタやTikTokを使っていると思います。その「日常」の向こう側で、実際に何が起きているのか。3つの数字を紹介します。
▍1つ目の数字「758人」
これは、2025年にSNSがきっかけで犯罪被害にあった、中学生の人数です。1日2人ペースで、全国のどこかで中学生が被害にあっている計算になります。
被害の中身は、性的なトラブルが中心です。インスタやXで知り合った人と会ってしまった、写真を要求されて送ってしまった、そういうケースが多いんです。
▍2つ目の数字「約6割」
最近、AIで同級生の顔を性的な画像に加工して、ばらまく事件が増えています。警察庁が把握しているだけで、2025年は114件。
そして、こうした事件で「加害者」になるのは──同じ学校の同級生が、約6割。知らない大人ではなく、同級生。「ちょっとしたイタズラ」「みんなで笑いたかった」──そんな軽い気持ちが、相手の人生を深く傷つける犯罪になっています。
▍3つ目の数字「43人→598人」
10年前は、SNSがきっかけの「重大犯罪」──殺人、強盗、誘拐、性的暴行など──の被害者は、子どもで43人でした。2025年は、598人です。10年間で、約14倍。SNSの向こう側にあるリスクは、確実に、深くなっています。
これは、「SNSを使うな」という話ではありません。ただ、知っておいてほしいんです。画面の向こうには、本物の人がいる。そして、自分も、誰かを傷つける側に、簡単に立ててしまう。
何か「変だな」と思ったとき、ひとりで抱え込まないでください。家族でも、先生でも、友達でも、誰でもいい。話せる人に話してください。
今日は以上です。
❓ 生徒への問いかけ
- 3つの数字で、いちばん意外だったのはどれ?
- 同級生が加害者になる、というのはどうしてだと思う?
- 「SNSを使うな」では解決しないなら、何が必要だと思う?
💡 先生向けメモ
2026年2月26日に警察庁が発表した最新統計を使った台本です。センセーショナルに読まないことが大事。淡々と数字を伝えることで、生徒の中に深く残ります。発問は「答えを出させる」のではなく、「考えるきっかけを残す」のがコツ。朝の会よりも、道徳・特活・LHRの導入向きです。
出典:警察庁「令和7年における少年非行及び子供の性被害の状況」(2026年2月26日発表)