小学生のための写真・動画の安全な扱い方|インターネットに載せる前に知っておくこと
スマートフォンやタブレットで、写真や動画を撮るのは楽しいですね。でも、その写真や動画を、インターネットに載せるときは、気をつけなければいけないことがたくさんあります。このページでは、安全に写真や動画を楽しむための大切なルールを学びましょう。
写真や動画には大切な情報がいっぱい
写真や動画には、見ただけではわからない情報がたくさん入っています。
写真や動画に含まれる情報:
- 顔や名前(誰が写っているか)
- 場所の情報(どこで撮ったか)
- 背景に写っているもの(学校名、家の外観、看板など)
- 撮影した日時(いつ撮ったか)
なぜ危険なの?
悪い人が、あなたの写真や動画を見て、次のようなことをするかもしれません:
- あなたの家や学校を調べる
- あなたが今どこにいるかを知る
- 友だちや家族の情報を手に入れる
- あなたの写真を勝手に使う

載せてはいけない写真・動画
ルール1:自分の顔がはっきり写っている写真
自分の顔がはっきり写っている写真は、知らない人に見られないようにしましょう。
❌ 危険な例:
- 自分の顔がアップで写っている写真
- 制服を着ている写真(学校がわかる)
- 名札をつけている写真
⭕ 安全な方法:
- 顔にスタンプやモザイクをかける
- 後ろ姿や横顔だけにする
- 手や足だけを写す
- おうちの人に見てもらってから載せる

ルール2:家や学校がわかる写真
家や学校の場所がわかる写真は、絶対に載せてはいけません。
❌ 危険な例:
- 家の玄関や外観の写真
- 学校の門や校舎の写真
- 学校名が書いてある看板が写っている写真
- 自分の部屋の窓から見える景色
- 近所の目立つ建物(駅、公園、お店など)
なぜダメなの?
写真を見た悪い人が、あなたの家や学校を見つけて、待ち伏せしたり、つけてきたりするかもしれないからです。
ルール3:背景に写り込んでいるもの
写真を撮るとき、背景に何が写っているか、よく確認しましょう。
❌ 危険な例:
- 郵便物や宅配便の伝票(住所や名前が写る)
- 車のナンバープレート
- 街の看板や標識(場所がわかる)
- 時計やカレンダー(日時がわかる)
- 窓の外の景色(特徴的な建物)
⭕ 撮る前のチェック:
- 背景に変なものが写っていないか確認
- 個人情報が見えていないか確認
- 写真を撮ったら、おうちの人に見てもらう
ルール4:友だちや他の人が写っている写真
友だちや他の人が写っている写真は、必ず本人に許可をもらいましょう。
❌ やってはいけないこと:
- 友だちに聞かずに写真を載せる
- 友だちが嫌がっているのに載せる
- 知らない人が写っている写真を載せる
⭕ 正しい方法:
- 写真を撮る前に「写真撮ってもいい?」と聞く
- 載せる前にも「インターネットに載せてもいい?」と確認する
- 嫌がる人は写真から外す、または顔を隠す
ルール5:位置情報(GPS)に気をつける
スマートフォンやタブレットで撮った写真には、「どこで撮ったか」という情報が自動的に記録されることがあります。
位置情報って何?
写真を撮った場所の正確な位置(緯度・経度)が記録される機能です。この情報があると、地図で正確な場所がわかってしまいます。
おうちの人にお願いすること:
- カメラの位置情報をオフにしてもらう
- SNSアプリの位置情報設定を確認してもらう
- 写真を載せる前に、位置情報を削除してもらう

動画を載せるときの注意
動画は写真よりも情報が多いので、もっと注意が必要です。
動画で気をつけること:
- 顔や声がはっきりわかる動画は載せない
- 背景が動くので、場所がわかりやすい
- 窓の外の景色や看板に注意
- 会話の内容(学校名や場所を言わない)
- 制服や名札が映っていないか
特に危険な動画:
- 「今から〇〇に行く」と言っている動画
- 「家に一人だよ」と言っている動画
- 家の中が映っている動画(間取りがわかる)
- 外で撮った動画(場所がわかる)
安全に写真・動画を楽しむためのルール
ルール1:載せる前に、おうちの人に見せる
写真や動画をインターネットに載せる前に、必ずおうちの人に見てもらいましょう。
おうちの人に確認してもらうこと:
- 危険な情報が写っていないか
- 他の人に見られても大丈夫な内容か
- 載せても良い場所かどうか

ルール2:公開範囲に気をつける
写真や動画を載せるとき、「誰に見せるか」を選べます。
公開範囲の種類:
- 全体公開: 誰でも見られる(危険!)
- 友だちのみ: 友だちだけが見られる
- 家族のみ: 家族だけが見られる(安全)
⭕ 安全な設定:
- 基本的には「家族のみ」や「友だちのみ」にする
- 「全体公開」は使わない
- おうちの人と一緒に設定する
ルール3:一度載せたら消せないかもしれない
インターネットに載せた写真や動画は、消したつもりでも、他の人が保存していたり、拡散していたりするかもしれません。
載せる前に考えよう:
- この写真を大人になってから見ても恥ずかしくないかな?
- 知らない人に見られても大丈夫かな?
- おうちの人や先生に見せられるかな?
ルール4:知らない人から写真を送ってと言われたら
知らない人から「写真を送って」と言われても、絶対に送らないでください。
こんなことを言われても送らない:
- 「顔写真を送って」
- 「制服姿の写真が見たい」
- 「部屋の写真を見せて」
- 「動画を送ったらプレゼントあげる」
必ずおうちの人に相談しましょう!
クイズで確認しよう
Q1. 次のうち、インターネットに載せても安全な写真はどれ?
- A. 制服を着ている自分の写真
- B. 家の玄関の写真
- C. 好きな食べ物の写真(背景に何も写っていない)
こたえ:C
食べ物だけの写真で、背景に個人情報がなければ安全です。でも、載せる前におうちの人に確認してね!
Q2. 友だちが写っている写真を載せるとき、どうする?
- A. 友だちに何も言わずに載せる
- B. 友だちに許可をもらってから載せる
- C. 載せた後で教える
こたえ:B
友だちが写っている写真は、必ず載せる前に本人に許可をもらいましょう。嫌がる人は写真に載せないようにしてね。
Q3. 知らない人から「写真を送って」と言われたら?
- A. 送る
- B. おうちの人に相談する
- C. 顔を隠せば送ってもいい
こたえ:B
知らない人には絶対に写真を送らないでください。すぐにおうちの人に相談しましょう。
困ったときは相談しよう
こんなときは、すぐにおうちの人や先生に相談してください
- 知らない人から写真を送ってと言われた
- 自分の写真が勝手に載せられていた
- 変なメッセージが来た
- 怖いことがあった
24時間子供SOSダイヤル
困ったことがあったら、いつでも電話できます。無料で、秘密も守ってくれるので安心してください。
おうちの人へ
お子さまが写真や動画を安全に扱えるよう、以下の点でサポートをお願いします。
投稿前のダブルチェック
お子さまが写真や動画を投稿する前に、必ず一緒に確認する習慣をつけましょう。
確認すべきポイント:
- 顔がはっきり写っていないか
- 制服や名札が写っていないか
- 家や学校がわかる背景が写っていないか
- 個人情報(住所、電話番号など)が写っていないか
- 他の人の許可を取っているか
位置情報の設定確認
カメラアプリやSNSアプリの位置情報設定を確認し、オフにしておきましょう。
設定方法(iPhone):
- 設定 → プライバシー → 位置情報サービス → カメラ → 「なし」を選択
設定方法(Android):
- 設定 → アプリ → カメラ → 権限 → 位置情報 → 「許可しない」を選択
プライバシー設定の確認
SNSやアプリのプライバシー設定を、お子さまと一緒に確認しましょう。
- 投稿の公開範囲を「友達のみ」または「家族のみ」に設定
- 知らない人からのメッセージを受け取らない設定にする
- フォロワー承認制にする
定期的な対話
「今日はどんな写真を撮った?」「載せたいものはある?」と声をかけ、お子さまが気軽に相談できる関係を築きましょう。
ルール違反があった場合
もしお子さまが危険な投稿をしていた場合は、頭ごなしに叱るのではなく、「なぜ危険なのか」を一緒に考え、理解してもらうことが大切です。
写真や動画は、楽しい思い出を残せる素敵なものです。
でも、インターネットに載せるときは、必ずおうちの人と一緒に確認して、安全に楽しみましょう!