ネットトラブル初動対応チェックリスト【汎用版】
✅ ネットトラブル初動対応チェックリスト
ネットトラブルの報告を受けたら、このチェックリストに沿って動いてください。印刷して職員室・保健室に掲示しておくと、いざという時に慌てません。
⚠️ 削除を急ぐ前に、まず証拠保全
慌てて「今すぐ消して」と指示すると、後の事実確認・警察相談・削除申請ができなくなります。スクリーンショットでの証拠保全を最優先してください。
□ STEP 1:情報収集(最初の30分)
□ 被害児童の精神状態・安全を確認した(自傷リスク・登校可否・パニック状態の有無)
□ 何が起きたか(いじめ/炎上/流出/被害/その他)
□ いつ発覚したか
□ 誰が関わっているか(被害者・加害者・目撃者)
□ どのプラットフォームか(LINE/Instagram/X/TikTok/YouTube/Discord/その他)
□ 証拠のスクリーンショットを保存したか
□ 現在も進行中か(まだ投稿が閲覧できるか・配信中か)
□ AI加工画像・ディープフェイク・なりすましの可能性も確認した
□ STEP 2:報告(最初の1時間以内)
必ず複数の教職員で対応する。一人で抱え込まない。
□ 管理職(校長・教頭)に報告した
□ 学年主任に報告した
□ 生活指導主任に報告した
□ 養護教諭に報告した(児童のケアが必要な場合)
□ ICT担当に報告した(校内端末・GIGAスクール端末関連の場合)
□ SC(スクールカウンセラー)の関与を判断した
□ STEP 3:緊急度の判断
🔴 即座に警察通報が必要
□ 児童への性的被害がある
□ 暴行・脅迫の証拠がある
□ 児童が自傷・自殺をほのめかしている
□ 犯罪行為(窃盗・詐欺・薬物等)が関わっている
□ 闇バイト・特殊詐欺への接触がある(身分証を送ってしまった等)
□ 性的なAI加工画像・ディープフェイクによる被害がある
🟡 24時間以内に対応が必要
□ いじめが確認された
□ 個人情報(住所・写真・通学路等)が流出している
□ 不適切投稿が拡散中
□ 児童が精神的に不安定
□ 学校名・個人名が特定され外部からの問い合わせが想定される
🟢 現時点では校内で対応可能(経過観察を継続)
□ 軽微な言い合い・トラブル
□ 不適切投稿が小規模で拡散していない
□ 児童同士で解決の見込みがある
※小さく見えても急拡大することがあるため、🟢判定後も24時間〜数日は経過観察を続ける
□ STEP 4:保護者連絡
□ 被害児童の保護者に先に連絡した(加害側より先に)
□ 加害児童の保護者に連絡した
□ 面談が必要な場合は日程を調整した
□ 教職員・保護者がSNS上で本件に言及・反論・釈明していないか確認した(二次炎上の原因に)
□ 保護者間の直接接触を避けるよう案内した
□ STEP 5:記録
□ 対応の経緯を時系列で記録した
□ 証拠(スクリーンショット等)を安全に保管した(個人PC・USBではなく校内共有領域へ)
□ 関係者の聞き取り内容を文書化した
□ 教育委員会への報告が必要か判断した
※重大事態・報道化リスク・警察案件・児童相談所案件は早期に教委と情報共有
📞 緊急連絡先一覧
・警察 110(緊急時)
・警察相談 #9110(緊急でない相談)
・児童相談所 189(虐待通告)
・消費者ホットライン 188(課金トラブル等)
・子どもの人権110番 0120-007-110(法務省・人権侵害相談)
・違法・有害情報相談センター(IHC) ihaho.jp(画像・投稿の削除依頼)
👨🏫 先生向けメモ
このチェックリストは「漏れなく対応する」ためのものです。全てのステップを順番に行う必要はなく、緊急度に応じて優先順位を判断してください。最も重要なのは「一人で抱え込まない」こと。必ず複数の教職員で対応してください。
また、ネットトラブルは小さく見えても急拡大することがあります。「校内で対応可能(🟢)」と判定した場合も、経過観察を続け、状況変化があれば即座に判定を上げる柔軟さを持ってください。「もう収まった」と思った数時間後にまとめサイトに転載される、というケースは珍しくありません。